糖質制限はカロリー制限?それにお金もかかって大変だぁ。
先日、糖質制限の第一人者がお亡くなりになって「本当は糖質制限ってよくないんじゃないか?」と思われた方もいると思います。
糖質制限と健康への影響は実際因果関係があるかは定かではないのでなんとも言えませんが、過剰な糖質制限はあまり良いとは言えないと個人的には感じております。
まず糖質制限について。
糖質制限は「糖質を摂取しない食事制限」ではありません。摂取カロリーに対して糖質を50%に抑える、またさらにハードな糖質制限になると40%以下に抑えます。しかしここで疑問が生じます。上記の「摂取カロリー」が分母であることです。この「摂取カロリー」が増えると糖質の量も自然と増えますよね。そうすると糖質自体摂取の制限がないのと同じになります。だから本来は糖質を
50%以下または120g〜100gに抑える糖質制限。
40%以下または100g未満に抑える糖質制限。が正しい記述となります。
上記の一つ目が緩い糖質制限。二つ目がきつい糖質制限です。
グラムでも制限があるということは分母である「摂取カロリー」にも制限があるのではないでしょうか。「摂取カロリー」は通常2000kcal〜2600kcalが成人の1日の摂取カロリーと言われています。%での制限ですが、通常の摂取カロリーを念頭においてのパーセント制限なので実質カロリーも制限しているようにも感じます。糖質制限は糖質以外の食品をどれだけ食べようとも問題ないと謳っていますが、あくまで成人の通常摂取カロリーを逸脱しない範囲で考えてるんですよね。だからやっぱりカロリー制限なんですよ実は。糖質制限の正体がカロリー制限である、もう一つの理由があります。それは私も糖質制限を実践した身ですので分かるのですが、糖質以外をどれだけ食べてもいいと言われても実は食べるものがないんです。
ご飯は?糖質です。
麺類は?糖質です。
パンは?糖質です。
日本人が好む主食はほとんどが糖質なんです。じゃあ何を食べればいいの?となります。
糖質以外となると、
肉や魚、野菜類などになります。野菜はたくさん食べてもなかなかお腹を満たしてくれません。(満たせるほど食べられる人はダイエットしなくてもいいように思います。)それではお肉や魚はどうでしょう。大量に買って食べようと思っても毎日お肉やお魚なんて僕のような低所得者になると直ぐに財布の中身がスッカラカンになってしまいます。
そう糖質制限はお金がかかるんですよ。
だから長く続けることは結構難しいんです。巷ではセレブのためのダイエット法とも囁かれているとかいないとか。
日本人の好む主食には糖質が多いと前述しましたが、お金をかけずに糖質制限しようとすると食べるものがなくなります。結果カロリー制限と同じ状態になるんです。だから個人的にはカロリー制限でいいのかなって思います。それでも糖質制限を実践したいという方に一つ申し上げるとすると合う体質と合わない体質の人がいるように思います。体質に関しては次回の記事で書きたいと思いますが、そのような諸事情により糖質制限は一週間から長くて1カ月くらいの短期的食事制限と捉えた方が肉体的にも経済的にも良いのではないかと思います。